伝承: 遺物と移籍 伝承: 遺物と移籍
伝承: 遺物と移籍

そこにあるはずはなかったと言いたい。でも、虚ろな悪夢のような島々、闇のエーテルで覆われ現実を捻じ曲げるようなベヒモスがたむろする場所に何があって何がない”べき”かなど知る由もない。 重要なのは、実際にそこにあるということ。 それは力に溢れている。 でもそれが実際に何をもたらすかはわからない。 だから、アルカンの力を借りたいの。

—プリヤニ博士の「闇の深淵探索メモ」より

観測報告 ADD.2844/見解/最近の闇の騒乱について

観測者、アルカン・ドゥルーの記録。 合言葉「ワン・マース・インサイト・アサイラム」

デヴァナ、君が心身共に元気であることを祈る。

私の観測結果を送る。これで君や他の観測者たちもはっきりと理解することだろう。持続性低気圧旋風22号、通称メイルシュトロームの特異点付近で観測された、最近の闇の活性化の深刻さをだ。 私たちは今、また別のエーテル極小特異点の出現としか言えない事象を目撃しているのだろう。 この特異点は、小規模ながらも大幅に強化された円環状の島々の中にあると思われる。スレイヤーたちが「エスカレーション島」と呼んでいるものだ。

私たちは今、また別のエーテル極小特異点の出現としか言えない事象を目撃しているのだろう。

君も知っている通り、あらゆるエーテルの周波数の中でも、闇は独特の特性を持っている。 その特性は私たちがそう遠くない過去に経験したエーテル変動89号(いわゆる「スカイクエイク」)よりもはるかに大きな規模の、壊滅的な現象を引き起こす脅威を秘めている。 闇の亀裂の発生場所とその数によっては、第二の「大変動」とも言える規模の事象が起きないとも限らない。

私はベヒモス研究学校のプリヤニ博士と相談して、この新たな島々を探索することを計画している。 それほど自分の予測に自信を持っているということだ。 必要な物資が可能な限り早く提供されることだろう。

闇の遺跡

観測報告 ADD.2878/見解/クラスF重大エーテル性遺物 UD-SP-003について

観測者、アルカン・ドゥルーの記録。 合言葉「ワン・マース・エコー・インスペクター」

デヴァナ、申し訳ない。 報告の期限から大きく遅れてしまったが、添付の報告書の発見物についての詳細を見てもらえれば、なぜこれほど遅れてしまったのかを理解してもらえると思う。 まだ前回の報告に対する返答はもらっていないが、最新の状況を伝えたい。

プリヤニ博士の「闇の深淵」での探索において、新たな疑問が生まれた。闇の深淵とは、闇の島々に最初に到達した船員たちが名付けたものだ。 その先遣隊は、博士のチームとは違い、長期間そこに滞在した。そして闇により捻じ曲げられた進化を遂げたベヒモスたちの住処であることを知ることとなった。さらに、島々には自然にできたとは思えないトンネルや洞窟が多くあることも突き止めた。 そのトンネルや洞窟には保存状態の良い遺跡が多く残されている。その古代の文化は、闇の周波を従えることができていたと信じていたようだ。 その「ヴォイドランナー」と呼ばれる人々の生存者は確認されていないことから、闇を扱いきれてはいなかったと考えてもいいだろう。

そこで、報告書の11ページから14ページに記載した、あるエーテル性の遺物について話したい。 どんな遺物もクラスFに認定するには、オーレリーの専門家チームの審査が必要なことは知っている。 しかし、これは理解してほしい。分析を待っている時間は残されていないのだ。 私の街は崩壊の危機に晒されている。そしてこの遺物が、私が思うような物であるのならば、日々高まり続ける危機に対する解決策となるかもしれないのだ。 ヴォイドランナーたちは、最終的に思い通りに闇エーテルを扱いきれなかったのかもしれない。しかし博士によりもたらされた情報によると、彼らは闇エーテルの完全な制御まで非常に近いところまで行っていたと推測できる。 その中に秘められた力は、デヴァナ… この遺物こそが、私が観測した極小特異点だと思うのだ。

デヴァナ、オーレリーが援助を申し出てくれるならば何でも歓迎する。だがそれは私の決断を変えることはできない。 どういう結果になろうともそれを受け入れよう。何もせずにいることに比べたら、どんな結果になろうとも行動を起こした方がましだ。 他の選択などあり得ないのだ。

ポータルドライバーの遺物
「この遺物こそが、私が観測した極小特異点だと思うのだ。」 —アルカン・ドゥルー

観測報告 ADD.2903/見解/エーテル均衡理論について

観測者、アルカン・ドゥルーの記録。 合言葉「ワン・マース・ファクター・プレシデント」

デヴァナ、前置きなしで要点を話すことを許してほしい。そういう状況に追い込まれているのだ。

過去2回の報告に関してオーレリーから返答がないのは、私の計画を認めてくれている査証であると節に願う。 失礼な物言いかもしれないが、この時点ではもはやどうでもいいことなのだ。 私たちーー私と友人たち、同僚たち、私の街には計画がある。 私たちは全力を尽くすつもりだ。 その計画の概要や詳細は報告に含めていない。その理由はさすがにわかるだろう。 計画が成功したかどうかは、この報告書が届くころには明らかになっているだろう。 そこで、このエーテル均衡という題材に関して私の考えを述べておこうと思う。

オーレリーの初期の時代、その設立よりわずか数年後だが、学者たちは未来の世代ではエーテルの波長の基本的な知識が得られているだろうと確信していた。それはーー

業務報告 DND.3249/概要/通信不能: ラムズゲート

観測者、デヴァナ・ドゥルーの記録。 合言葉「ツー・マース・ビジョン・センチュリー」

皆さん、ここで通信は中断されました。 原因は特定されていません。最悪の事態を想定するのは時期尚早でしょう。 通信の復元の試みは今のところ成功していませんが、ランタンでの通信が復旧されるか、観測者マース・ワンの死亡が確認されるまで継続します。 私は可能な限り、この任務だけに集中したいと考えています。

追加の報告書は必要に応じて提出します。